2023年1月1日

2024年ニューイヤーコンサートの指揮者はマエストロ・クリスティアン・ティーレマン


© Terry Linke

2024年1月1日、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートは、2回目となるクリスティアン・ティーレマンの指揮でウィーン楽友協会にて行われます。

シュターツカペレ・ドレスデンの首席指揮者であるクリスティアン・ティーレマンは、ウィーン・フィルとは2000年から共演し、2019年にウィーン・フィルのニューイヤーコンサートを初めて指揮しました。ティーレマンは、ウィーン楽友協会での定期演奏会やザルツブルク音楽祭、日本、中国、ヨーロッパ、アメリカでのコンサートツアーでもウィーン・フィルと定期的に共演しています。ベートーヴェン交響曲全集の一つの決定盤を完成させたのち、ティーレマンとウィーン・フィルは、新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している間にも、ブルックナーの全交響曲の録音に取り組み始めました。2024年のブルックナーのメモリアルイヤーに、ウィーン・フィルの歴史において初めてとなるブルックナー交響曲全集(全11曲)がリリースされます。

ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団楽団長のダニエル・フロシャウアーは、ウィーン・フィルにおけるティーレマンの重要な役割を次のように強調しています:「私たちとクリスティアン・ティーレマンは、とりわけ交響曲の分野において長年の芸術上の深い親交で結ばれており、彼はウィーン・フィルとは最も緊密な関係を築いている指揮者の一人です。このことから、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団は、2024年1月1日に行われるニューイヤーコンサートの指揮者として彼を再び招請いたします。」