教育

2年間の教育で、アカデミー生は、音楽家としての全ての側面を習得することになります。ウィーン・フィルが提供する全ての機会を利用し、ソリストとしての演奏からオーケストラでの実習の枠組みにおけるウィーン・フィルとの演奏旅行まで、あらゆる分野を体得することができます。

個人レッスンは一貫指導を行います：ウィーン・フィルのメンバーがウィーンの響きの特徴を伝承し、各レパートリーを習得し完璧にする指導を行います。また、ウィーン・フィルのコレペティートルとリハーサルする機会や、スタジオコンサートに出演する機会も設けます。

数多くの室内楽のコンサート、とりわけウィーンの楽友協会のホールにおける室内楽のコンサートでは、アカデミー生はウィーン・フィルのメンバーのコーチを受け、リハーサルに参加する機会が与えられます。

オーディションのトレーニングは、アカデミー生にウィーン・フィルでの将来のオーディションだけでなく、他の名だたるオーケストラでのオーディションの準備となります。

その他、多彩なプログラムが教育をあらゆる面で十全なものとします。

• レクチャーおよび指揮者、ソリスト、ウィーン・フィルのメンバーとの交流
• ウィーン・フィルのツィクルスにおけるプログラムでの重点に関する説明会
• 博物館や資料館の訪問：ウィーン・フィルおよび楽友協会の音楽資料室、ハウス・デア・ムジーク、オーストリア国立図書館、メルク修道院図書館など
• 弦楽器・管楽器の楽器製造の実演見学、工房見学
• メンタルコーチ
• ウィーン・フィルのPhilFitチームによる医療および物理療法のケア：職業病および不適切な姿勢による運動器障害の予防と防止、様々な疾患に関する情報と予防法、ウィーン総合病院・大学病院との協同
• ウィーン市の文化的多様性を知る様々な催事を訪問する機会